システム思考で地理を学ぶ 持続可能な社会づくりのための授業プラン

目次

第1章 システムアプローチと思考ツール

1.本書で登場する思考ツールについて(山本隆太)

2.社会構造やパラダイムに気づかせよう(宮﨑沙織)

 

第2章 システムアプローチに基づいた授業実践

1.身近な地域・生活圏の調査

①将来の地域のあり方を関係構造図を用いて考える:山形県上山市のクアオルトを事例に(金田啓珠)

②地域調査におけるシステム思考の導入:岡山県津山市の中心市街地活性化に向けて(小河泰貴)

 

2.世界の諸地域

①中学生にループ図描画でシステムアプローチ:世界地誌「アメリカ合衆国」での実践(長谷川正利)

②中学校における関係構造図を利用した授業:南米の熱帯雨林について考える(佐々木智章)

 

3.地球的課題

①関係構造図を用いて解決策を考える:「アラル海の縮小」を事例として(田中岳人)

②チョコレートを切り口にシステム思考を育む授業実践(泉 貴久)

③関係構造図による東南アジア・アフリカの熱帯地域の比較と熱帯雨林の縮小(中村洋介)

 

4.自然環境と防災

①地理的見方・考え方を働かせて台風の被害を軽減する学習指導:システムアプローチの視点を取り入れることを通して(池下誠)

②「土砂災害と砂浜後退の関係」を考察する(河合豊明)

③ミステリー「黒い津波とリアス海岸」による自然環境と防災の授業(山内洋美)

 

5.持続可能な国土像

①システムアプローチによる地理ESD教材のつくり方 :「さぬきうどんに迫る危機」を事例として(今野良祐)

②持続可能な社会にむけた地理授業「システム思考で日本の将来を考える」(吉田裕幸)

 

第3章 システムアプローチの背景

1.国際地理学連合・地理教育委員会とユネスコの指針にみるシステムの考え方 (梅村松秀・阪上弘彬)

2.各国の地理教育でのシステムアプローチの動向(山本隆太・A. レンプフラー)

 

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用語集